大阪府教育センターにて、
大阪府内の養護教諭の先生方を対象とした研修を担当しました。
小学校、中学校、高等学校、支援学校など、
さまざまな校種から多くの先生方にご参加いただき、
「性に関する指導の理論と実践」をテーマにお話しする機会となりました。

今回の研修では、
現在の性教育を取り巻く状況を踏まえながら、
発達段階に合わせた性に関する指導のポイントについてお伝えしました。
また、
学校現場で実践する際に大切にしてほしいポイントとして、
「知識だけで終わらせない」ということをお伝えしました。
伝えるべき必要な知識はたくさんあります。
でも、知識だけ伝えるというのは
特にこの性に関する指導の中ではやりにくさを感じることが多々あります。
そこで、
知識をもとに「自分はどう考えるか」
そして、「相手と意見が違う時にどうするか」
といった形で、
知識から人権や人間関係など
”その先”に繋げていくというポイントをお話しました。
実際に、
人権や人間関係という視点を入れることで、
先生方自身も授業として扱いやすくなり、
保護者の方にも性教育の目的を理解してもらいやすくなります。
性教育は決して特別なものではなく、
子どもたちが安心して自分らしく生きるための大切な教育の一つです。
また、
「見えているものだけが全てではない」
という視点もお伝えしました。
学校には、さまざまな背景や悩みを抱えた生徒がいます。
先生方が把握している状況だけでは分からないこともあります。
だからこそ、
一人ひとりの可能性や背景を想像しながら関わる姿勢が、
性に関する指導においても重要になります。

研修の後半では、
協議・演習の時間として、
先生方同士で学校での取り組みについて意見交換をしたり、
どのような授業構成が良いかを考えたりするグループワークも行いました。
それぞれの現場での工夫や悩みを共有できる、
有意義な時間になったと感じています。
参加された先生方からは、
- 校種別のお話やグループワークが分かりやすく、有意義な時間だった
- 性に関する指導のポイントが分かり、実践できそうと感じた
- こうしなければならないという固定された内容ではなく、実践レベルで気を付けることやコツが分かった
というような感想をいただきました。
性に関する指導は、
担当される先生一人で抱えるものではありません。
学校全体で、
そして家庭や地域ともつながりながら、
子どもたちを支える環境を作っていくことが大切です。
今回の研修が、
先生方のこれからの実践の一助となっていれば嬉しく思います。
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