「どうしてやせすぎると生理が止まるの?」
先日そんな質問を中学生からいただきました。
SNSでダイエットアカウントを見ていて
「生理止まるよ」というコメントを見たそうです。
ダイエットと生理はどう関係するのか?
順番に説明していきましょう。
生理とは
生理とは
妊娠に備えて分厚くなった子宮の内側(子宮内膜)が、
妊娠しなかった場合に体の外へ出てくる現象
女性の体は毎月、
卵巣で卵子が育ち、
赤ちゃんを迎える準備をしています。
妊娠しなかった場合に起こるのが生理です。

この一連の流れは、
脳・卵巣・子宮が女性ホルモンが連携することで起こります。
生理が来ないときがあるんだけど・・・
生理が止まる原因としては
・強いストレス
・生活リズムの乱れ
・体重増加、減少
・過度な運動
・ホルモンの影響
・妊娠など
が考えられます。
生理が止まる背景にはさまざまな要因があり、
「生理が止まる=体からのサイン」
としても捉えられます。
体重と生理の関係
生理を起こす女性ホルモンは、
実は脂肪細胞に影響されることが多いのです。
脂肪細胞から分泌される“レプチン”という物質が
卵巣機能を活発にさせ、女性ホルモンの産生を促します。
すなわち、
痩せすぎ→女性ホルモンの低下→生理が止まる ということです。
また、
太りすぎ→過度な女性ホルモン分泌→無排卵、生理不順
も引き起こします。
人の体は生命を守ることを
最優先にする仕組みになっています。
呼吸や心臓の動きといった
生きるために欠かせない機能は常に維持されますが、
妊娠や出産に関わる働きは
「体に余裕があるとき」に行わないと
女性の命が危なくなってしまいます。
そのため
痩せすぎで体に余裕がない時、
生理や妊娠が起きないようにするため
脳からの卵巣への指示をお休みすることで
生理が止まり、体を守る仕組みにもなっています。
生理だけじゃない!
「やせすぎ」の体への影響
過度なダイエットによるやせすぎは、
生理不順や無月経の原因になるだけではありません。
特に思春期は体が大きく成長する大切な時期です。
この時期に必要な栄養が不足すると、
将来の骨の強さ(骨粗しょう症へのリスク)や
妊娠に関わる機能にも影響する可能性があります。
その他、
疲れやすくなる、不眠、冷え性、
便秘、髪が抜けやすくなる、肌荒れ
コレステロールの増加、動脈硬化
など引き起こす可能性があります。
最後に
やせすぎによって生理が止まるのは、
体が自分を守るための反応でもあります。
単に脂肪の量が多い少ないだけに目を向けるのではなく
健康的な体作りを目指しましょう。
減量の目安は
体重の5%以内/1か月 のペース。
つまり、体重50kgなら
1か月に減量してもいい目安は、約2.5㎏以内ということです。
なりたい自分に近づく努力は素敵。
見た目だけでなく
元気に生活できる体も大切にしていきたいですね。