高槻市教職員組合主催のもと、
養護教諭の先生方を対象とした
性教育に関する学習会を開催しました。
日々、子どもたちの心身の変化や悩みに
最前線で向き合っている養護教諭の先生にとって
性教育はとても重要なテーマです。
今回の学習会では、
学校現場ですぐに実践できる性教育のポイントを中心にお話ししました。
発達段階に応じた言葉の選び方や、
誤解を生まないための表現のコツ、
そしてイラストを活用する際に意識したいポイントなど、
現場で「明日から使える」内容を意識して紹介しました。
また、
養護教諭の先生方は
子どもたちにとって最も身近な大人の一人です。
保健室でふとこぼれる一言や、
体調不良をきっかけに見えてくるトラブルも少なくありません。
そうした場面で、
大人としてどう向き合い、どんな姿勢で話を聞くのか。
日常の中で、どんなメッセージを伝えられているか。
性に関わる困りごとを
“特別な問題”として切り離すのではなく、
日常の延長線で受け止める大切さについてもお伝えしました。
決められた授業時間だけが性教育の場ではありません。
保健だよりや掲示物、日々のちょっとした声かけなど、
学校生活の中には子どもたちに伝えられる機会がたくさんあります。
学習会を通して改めて感じたのは、
性教育は「学校がやるべきか」「家庭でやるべきか」
という二者択一ではなく、
両輪で進めていく必要があるということです。
学校側のアクションももちろん大事ですが
家庭との二人三脚によって
性教育のメッセージや必要なケアは
より深く、確実に子どもに届いていきます。
養護教諭の先生方が
安心して実践できる性教育が広がることは、
子どもたちの安心・安全につながります。
今回の学習会が、その一助になっていれば嬉しいです。
ありがとうございました。
性教育講演や学習会に関するお問い合わせは、
HPの「性教育講演お見積りフォーム」より受け付けています。
内容のご相談や学校の実情に合わせた構成のご提案も可能ですので、
どうぞお気軽にご相談ください。